P1の使命は、実際の市場の動きを反映し、厳格なリスク管理が求められるシミュレーション環境を提供することにより、個人トレーダーを有能なプロフェッショナルへと育成することです。
本記事は、P1のエコシステムで「すべきこと」と「してはならないこと」をまとめた決定版ガイドです。
P1の枠組み:2つの基本原則
1. 実際の市場に即した仕組み 皆様のスキルをライブ市場でも生かせるよう、P1では、機関投資家のトレーディングデスクを現実に即して再現したインフラ、取引条件、価格設定を提供しています。実際の取引に近い環境を再現しているため、シミュレーション環境の非効率性を悪用する戦略や、現実の市場の仕組みに反する戦略は固く禁止されています。
2. プロフェッショナルなリスク管理 安定した収益を上げ続けるには、資金を守り、計算に基づいてリスクを取る必要があります。P1では、機関投資家レベルの目標、ルールの適用、現実的かつ達成可能なインセンティブを通じて、高度な市場参加者が実践する強固な習慣を身につけられるよう支援します。
リスク管理ルールを適用する理由
トレードでは、利益を出す取引よりも損失を出す取引の方が多くなることも少なくありません。長期的に市場で生き残るには、利益が累積損失を安定して上回るよう、厳格かつ非対称なリスク・リワード比を維持する必要があります。理論上は単純ですが、これを実践するには非常に高い心理的規律が求められます。
P1のルールブックは、システム全体の安全装置として機能します。これらの基準は皆様を制限するためのものではなく、資金を守るために必要な精神的な回復力、成熟度、規律を養うためのものです。
評価期間中にこうしたプロフェッショナルな習慣を身につけることで、長期的に持続可能な独自のリスク管理手法を、自信を持って実践できるようになります。
統一サーバー時間および日次リセット基準
1日の終了時点(EOD)の残高スナップショット、1日の損失上限、トレーリング・ドローダウンのハイウォーターマーク、最低取引日の切り替えを含む、すべての日次パラメータ、リスク閾値、バックオフィス指標は、MT5サーバー時間の00:00(ニューヨーク市場の終了時刻である午後5時)に厳密に同期されています。
週5本の日足チャートを標準化するため、取引プラットフォームの時刻は夏時間にGMT+3、冬時間にGMT+2で運用されます。
MT5の気配値表示ウィンドウの時刻が00:00になると、ダッシュボードの分析データ、リスク管理システム、MT5ターミナルの時計が同時にリセットされます。タイムゾーンを換算する必要はありません。
A. Challengeの主な目標、ルール、リスクパラメータ
1. 利益目標
定義:各Challengeの各フェーズには、次のフェーズへ進むために達成しなければならない利益目標が設定されています。Fundedフェーズでは、達成したシミュレーション上の利益額によって、報酬支払いを申請できるかどうかが決まります。
ブリーチの種類とペナルティ:ブリーチではありません。利益目標を達成できなくても、Challengeが終了したり、取引が自動的に決済されたりすることはありません。これは資格判定のための主要業績評価指標(KPI)であり、トレーダーはこの要件を達成するまで取引を継続する必要があります。
仕組み:
利益目標の割合は、常に口座の初期残高に基づいて計算されます。
報酬支払い額は、すべてのポジションを決済した後に確定したシミュレーション上の実現利益に、利益配分率を適用して計算されます。
Fundedフェーズでは、すべての未決済ポジションを決済することで利益を確定できます。
フェーズの完了:
EvaluationフェーズおよびVerificationフェーズ:利益目標を達成すると、ルール違反がないことを条件として、そのフェーズは自動的に合格となり、トレーダーは次のフェーズへ自動的に進みます。実際には、次のフェーズを利用できるようになるまで数分程度しかかからない場合もあります。
Fundedフェーズ:Fundedフェーズには、達成しなければならない利益額の上限はありません。達成して確定したシミュレーション上の利益によって、申請できる報酬支払い額が決まります。ルールに違反しない限り、同じFunded口座から継続して報酬支払いを申請できます。
制限時間なし:Challengeには原則として有効期限がありません。ただし、30日間の非アクティブ・ルールが適用されます。
例:
Evaluationフェーズ:$100,000の1-StepデイトレードChallengeでは、利益目標は9%($9,000)です。すべてのポジション決済後の口座残高が$109,000を超えると、Fundedフェーズへ進む資格を得ます。
Fundedフェーズ:Fundedフェーズで実現利益が$20,000に達し、利益配分率が80%の場合、報酬支払い額は$16,000になります。
2. 1日の損失上限
定義:1日の損失上限は、1取引日(セッション)中に許容される損失の総額を制限する、中核的なリスク管理ルールです。
ブリーチの種類とペナルティ:ハードブリーチ。この上限を超えると、Evaluation口座またはFunded口座が自動的に終了します。
計算式:
取引セッション中のいずれかの時点で、以下の合計が上限を超えるとブリーチとなります。
[当日の実現損益]+[未決済ポジションの現在の含み損益]≤[1日の損失上限]
1日の損失上限の計算方法
この上限は、サーバーの日次リセット時点における口座の有効証拠金に基づいて厳密に計算されます。
リセット時刻:基準値は、MT5サーバー時間00:00(深夜)ちょうどにおける口座の有効証拠金(決済済みポジションと含み損益の両方を反映)に基づいて計算されます。この時刻は通常、ニューヨーク時間午後5時の日次市場終了時刻に相当します。
計算式:24時間の取引セッション中のいずれかの時点で、1日の損失合計が上限を超えると、その口座はブリーチとなります。
実際の計算例
サーバー時間00:00時点の有効証拠金:$100,000
1日の損失上限(例:5%):$5,000
ルールの発動条件:その日のいずれかの時点で、実現損失と未決済ポジションの含み損の合計が$5,000を超えると、Challengeは直ちに終了します。
翌日:取引で利益を上げ、翌日のサーバー時間00:00時点の有効証拠金が$110,000に増加した場合、次のセッションにおける5%の1日の損失上限は、計算上$5,500に増加します。
リアルタイム自動監視:このルールは、完全自動化されたシステムによってリアルタイムで監視されます。すべての損益計算とブリーチ判定は、リアルタイムで自動的に行われます。ルール違反が発生した場合は直ちにメールで通知され、ポータルのダッシュボードにブリーチ情報が自動的に表示されます。
フェーズごとに異なる閾値:1日の損失上限に適用される正確なKPIの割合は、個々のChallenge(例:1-Step、2-Step、デイトレード、スイングトレードなど)によって異なります。トレーダーは取引を開始する前に、該当するChallengeの目標と比較表を確認する必要があります。
3. 最大総損失
定義:最大総損失は、Challengeの特定のフェーズ全体を通じて許容される損失の総額を制限する、中核的なリスク管理ルールです。
ブリーチの種類とペナルティ:ハードブリーチ。最大総損失の上限を超えると、Evaluation口座またはFunded口座が自動的に終了します。
仕組み(リアルタイム監視):
取引フェーズ中のいずれの時点でも、決済済み取引による実現損失と未決済ポジションによる含み損の合計が、指定された上限を超えてはなりません。
選択したChallengeモデルに応じて、最大総損失には次の2つの計算方法のいずれかが使用されます。
a. 方法A:固定ドローダウン(2-Step Challengeで使用)
計算式:[初期残高]-[最大総損失額]=[固定ドローダウン下限値]
メリット:ブリーチとなる下限値が上方へ追従することはないため、シミュレーション上の利益を積み上げるほど、安全余力が継続的に拡大します。
計算例:$100,000の口座に10%($10,000)の固定上限が設定されている場合、下限値は常に$90,000です。実現損益と含み損益を反映した有効証拠金が、いずれかの時点で$90,000まで低下すると、ルール違反となります。
b. 方法B:1日の終了時点(EOD)基準のトレーリング・ドローダウン(1-Step ChallengeおよびInstant Challengeで使用)
計算式:[サーバー時間00:00時点の過去最高有効証拠金]-[最大総損失額]=[トレーリング下限値]
仕組み:トレーリング・ドローダウンは、各日の終了時点における口座残高のハイウォーターマークに基づいて変動します。ハイウォーターマークとは、そのフェーズの全取引日を通じて記録された、1日の終了時点における最も高い有効証拠金です。MT5サーバー時間00:00ちょうどに記録され、その時点の実現損益と含み損益の両方が反映されます。
例:$100,000の口座に10%($10,000)のトレーリング上限が設定されている場合、下限値は$90,000から始まります。1日の終了時点に記録されたハイウォーターマークが$105,000に達すると、下限値は$95,000($105,000-$10,000)まで引き上げられます。
報酬支払い時のロック(トレーリング方式のみ):
最初の報酬支払いが承認されると、ドローダウンの下限値は初期残高に恒久的に固定され、それ以降は追従しません。その時点以降、口座残高からその時点までに計上された累積損失を差し引いた額が初期残高を下回ると、その口座はハードブリーチとなり、終了します。
例3:8%($8,000)のトレーリング・ドローダウンが設定された$100,000の口座で取引しているとします。ハイウォーターマークが$110,000に達した場合、報酬支払い申請の直前には、下限値は$102,000($110,000-$8,000)まで上昇しています。すべてのポジションを決済し、$5,000の報酬支払いを申請すると、ドローダウンの下限値は初期残高の$100,000に恒久的に固定されます。新しい残高は$105,000となり、ブリーチとなる水準は$100,000に固定されます。
注意点:多額の報酬支払いを申請すると、ドローダウンの余裕がほとんどなくなり、その後に口座がブリーチとなるリスクが高まります。健全なドローダウンの余裕を維持するために申請額を抑えるか、受け取ることのできる利益をすべて報酬として受け取り、新しいChallengeを開始することをおすすめします。
リアルタイム自動監視:このルールは、完全自動化されたシステムによってリアルタイムで監視されます。すべての損益計算とブリーチ判定は、リアルタイムで自動的に行われます。ルール違反が発生した場合は直ちにメールで通知され、ポータルのダッシュボードにブリーチ情報が自動的に表示されます。
4. 銘柄ごとの最大含み損
定義:特定の1銘柄(例:XAU/USD)について、同時に保有しているすべての未決済ポジションでトレーダーに許容される含み損の上限を定めます。
ブリーチの種類とペナルティ:ソフトブリーチ。特定の銘柄の含み損がこの上限に達すると、自動リスク管理システムがその銘柄のすべての未決済ポジションを直ちに決済します。ただし、Challengeは中断されず、そのまま継続します。他の銘柄で保有している未決済ポジションには一切影響せず、通常どおり維持されます。
計算式:[銘柄Xの含み損合計]≤[前日終了時点の残高に対する銘柄別上限率]
計算例(1-Step Challenge):
前日終了時点の残高:$100,000
銘柄別上限(2%):$2,000
適用方法:未決済のすべてのXAU/USDポジションの含み損合計が$2,000に達すると、該当するXAU/USD取引が自動的に決済され、損失が確定します。ただし、EUR/USDやUS30で保有しているポジションは未決済のまま維持され、一切影響を受けません。
フェーズごとに異なる閾値:具体的な上限は、取引しているChallengeの種類によって異なります。
2-Step Challenge:銘柄ごとの最大含み損2.5%
1-Step Challenge:銘柄ごとの最大含み損2.0%
Instant Challenge:銘柄ごとの最大含み損1.5%
リアルタイム自動監視:このルールは、完全自動化されたシステムによってリアルタイムで監視されます。すべての計算とブリーチ判定はリアルタイムで行われます。
5. ベストデイ・ルール(一貫性ルール)
定義:利益の集中度を監視します。最も利益の多かった日(「ベストデイ」)の利益は、口座で累積した黒字日の利益合計に対して指定された割合の上限を超えてはなりません。
ブリーチの種類とペナルティ:ブリーチではありません。上限を超えてもブリーチとはみなされません。フェーズを合格と判定してもらう、または報酬支払いを申請する前に満たす必要があるKPIです。割合が上限以下になるまで取引を続けてください。
計算式:[ベストデイの実現利益]÷[すべての黒字日の利益合計]≤[フェーズの上限率]
(注:この計算では、損失が出た日は一切考慮されません。)
計算例(ベストデイの上限を40%とした場合):
日 | 損益結果 | 金額 | 備考 |
1日目 | 決済損失 | -$2,000 | 計算対象外 |
2日目 | 決済利益 | +$10,000 | (ベストデイ) |
3日目 | 決済損失 | -$2,000 | 計算対象外 |
4日目 | 決済損失 | -$2,000 | 計算対象外 |
5日目 | 決済利益 | +$6,000 | 計算対象 |
黒字日の利益合計:$16,000(2日目+5日目)
ベストデイの割合:2日目の利益は62.5%($10,000÷$16,000)を占めます。
結果:62.5%は40%の上限を超えています。要件を満たすには、さらに取引日数を増やし、黒字日の利益合計を少なくとも$25,000まで増やす必要があります(この場合、$10,000が40%になります)。
リアルタイム自動監視:このルールは、完全自動化されたシステムによってリアルタイムで監視されます。すべての計算とブリーチ判定はリアルタイムで行われます。
6. 最低取引日数
定義:Challengeの各フェーズを完了するために必要な、実際に取引を行う最低日数です。取引日とは、少なくとも1回の取引を開始した日を指します。連続した日である必要はありません。
ブリーチの種類とペナルティ:ブリーチではありません(KPI)。最低取引日数の要件を満たすまで取引を続けてください。
仕組み:
1つの取引を複数日にわたって保有した場合は、ポジションを開始した日のみが取引日としてカウントされます。
2-Step:各フェーズ3日
1-Step:3日(デイトレード)または4日(スイングトレード)
Instant:5日
リアルタイム自動監視:このルールは、完全自動化されたシステムによってリアルタイムで監視されます。すべての計算とブリーチ判定はリアルタイムで行われます。
7. 重要ニュース発表前後の取引
極端なボラティリティの悪用を防ぐため、マクロ経済指標の発表時には特定のリスク管理上の制限が適用されます。
制限時間帯:T-2分からT+2分まで(発表予定時刻の2分前から2分後まで)。
自動ブロック(新規取引):新規取引の制限は、プラットフォームの自動機能によって適用されます。この4分間は、対象商品で新規取引を行う機能が一時的に無効になります。この時間帯に発動した待機注文は、拒否されるか、違反とみなされます。
許可される操作(保有および決済):発表時刻の2分より前に開始した既存ポジションは、そのまま保有できます。また、制限時間帯であっても、既存の取引はいつでも決済できます。ニュース発表中に既存の取引のストップロスまたはテイクプロフィットが発動しても、問題ありません。
対象となるシミュレーション取引商品(通貨別) | マクロ経済指標の発表 |
USD
| 米国の発表:
|
EUR
| EUの発表:
|
GBP
| 英国の発表:
|
CAD
| カナダの発表:
|
AUD
| オーストラリアの発表:
|
NZD
| ニュージーランドの発表:
|
CHF
| スイスの発表:
|
その他の対象シミュレーション取引商品 | 発表 |
|
|
8. ギャップ取引(スイングトレード口座のみ)
このルールは、スイングトレードChallengeにのみ適用されます。関連する金融市場が少なくとも2時間休場する場合(例:週末の休場)、市場終了前2時間以内に新規取引を開始してはなりません。
市場終了の直前にポジションを建てると、市場再開時の予測不能な価格ギャップにさらされるため、無責任なリスク管理とみなされます。
9. 資金上限(最大割当額)
すべてのステージ(Evaluation、Verification、Funded)を通じて管理できる、シミュレーション資金の総額を制限します。
異なる口座(異なる口座サイズ/取引戦略):最大割当額$600,000
同一条件の口座(同じ口座サイズ/ミラー取引):最大割当額$300,000
(注:この上限を超えて購入された口座は、取引開始前に返金され、閉鎖されます。)
10. 口座の非アクティブ状態
取引口座が30暦日連続で非アクティブのままになっていると、ブリーチとなります。口座を有効な状態に保つには、この期間内に少なくとも1回、取引を開始する必要があります。
11. セッション終了時のポジション決済(デイトレード口座のみ)
定義:デイトレード口座では、毎セッションをポジションを持たない状態で終える必要があります。ポジションを翌日または週末まで持ち越すことはできません。
ポジションの決済:MT5サーバー時間23:10
取引の再開:MT5サーバー時間01:00
リアルタイム自動監視:MT5サーバー時間23:10の時点で未決済のデイトレードのポジションは、システムによって自動的に決済されます。このルールはスイングトレード口座には適用されません。
B. 禁止されている取引行為
シミュレーション取引を行う際は、P1のリスク管理ルールを厳守し、以下の禁止行為を避ける必要があります。違反した場合、Challengeの不合格、口座の終了、報酬支払いの拒否につながる可能性があります。
ルールの趣旨:すべてのトレーダーに公平な取引環境を提供するため、P1 Prop Marketsでは、ルールの文言だけでなく、その根底にある趣旨にも基づいて取引活動を評価します。P1は、トレーダーの真のスキル向上を支援するため、口座を積極的に監視しています。また、健全なリスク管理能力を示すのではなく、シミュレーション環境を悪用する行為について、審査し対応する権利を留保します。
1. システムの不正利用・悪用
トレーダーは、意図的か否かを問わず、P1のサービスにおけるシステム障害、技術的問題、エラーを悪用する戦略を使用してはなりません。これには、不正確な価格表示や更新の遅延を利用した取引、外部または遅延したデータフィードに依存した取引などが含まれます。
2. アービトラージ
レイテンシーを悪用したり、ブローカーの価格提示や約定を先読みする手法を使用したりして、不公正かつリスクのない優位性を得ることは固く禁止されています。
ヘッジ・アービトラージ:異なるプロップファームまたはブローカーで、反対方向のポジションを同時に建てること。
レイテンシー・アービトラージ:複数のプラットフォーム間における取引の約定時間の差を悪用し、注文処理の遅延によって生じるわずかな価格差から利益を得ること。
3. 高頻度取引(HFT)、ティック・スキャルピング、サーバースパム
取引環境に、非現実的な約定速度や自動化による過剰な取引活動を持ち込んではなりません。
ティック・スキャルピング:ポジションの保有時間が15秒以下の取引を指します。
HFT違反:総取引数の3%を超える取引が30秒以内に開始・決済された場合、禁止されている高頻度取引とみなされます。
サーバースパム:過剰な数のサーバーリクエスト(例:1日に数千件の注文変更)を生成する自動ツールやEAは、インフラに負荷をかけるため、使用が禁止されています。
閾値の悪用:これらの規定値のすぐ外側にとどまるようアルゴリズムを意図的に設計する行為(例:取引を常に正確に16秒で決済する、または取引量を調整して短時間取引の割合を2.9%に維持する)は、ルールの趣旨に反する悪用とみなされ、ペナルティの対象となります。
4. 口座およびデバイスの共有
各トレーダーは、自分専用の取引端末と取引環境を使用する必要があります。デバイスやネットワークを他のユーザーと共有してはなりません。VPSは、口座保有者のみが使用する場合に限り利用できます。
デバイス共有に該当する行為:複数のトレーダーが同じノートパソコンからログインすること、手動取引に同じPCまたはVPSを使用すること、「チームをまたいだ取引」を行うこと。(注:ログイン認証情報が別々であっても、デバイスの共有はプラットフォームのセキュリティを損なうため、固く禁止されています。)
5. IPアドレスの隠蔽
現実的には不可能なほど短い時間内に複数の国から口座へアクセスする、VPNやプロキシを使用してIPアドレスを隠す、または事前に連絡せず、登録情報に記載された国とは異なる国のサーバーを経由して接続すると、P1のポリシー違反となります。
6. 複数口座
各トレーダーが登録できるプロフィールは1つのみです。複数のプロフィールを作成または管理することは固く禁止されています。ルールを遵守するため、異なるメールアドレスや電話番号、表記を変えた氏名、異なる決済方法、VPNを使用して登録してはなりません。
7. ヘッジ取引およびグループ共謀
2つ以上の異なる口座をまたいだヘッジ取引は、固く禁止されています。
口座間ヘッジ:複数の口座を使用し、相関性の高い銘柄を含め、反対方向の取引を行うこと(例:口座AでUS30を買い、口座BでUS100を売る)。この場合、両方の口座が失格となります。
グループ共謀:いずれかの口座を合格させるために、他のトレーダー(例:友人やコミュニティのメンバー)と連携して反対方向の取引を行うこと。
(注:同じ1つの登録口座内でのみ反対方向の取引を行うことは許可されています。)
8. コピートレードおよび外部シグナル
各口座では、独立した判断に基づいて取引を行う必要があります。以下の行為は禁止されています。
シグナルプロバイダーやコミュニティの取引をコピーすること。
メンターや他のトレーダーとほぼ同一の戦略を採用すること。
市販のコピートレード用EAを使用すること。
ミラートレードによって別の口座を追随すること。
第三者のサービスやソフトウェアに、自分に代わって取引を行わせること。
9. エキスパートアドバイザー(EA)およびソフトウェアの使用
EAは、システムを不正に操作したり、禁止行為(例:HFT、アービトラージ)に該当したりしない限り使用できます。(注:広く市販されているEAを使用すると、複数のP1トレーダーがまったく同じアルゴリズム取引を同時に行う可能性があるため、コピートレード/共謀に関するルールに抵触するリスクがあります。)
10. マーチンゲール戦略とスケーリング
マーチンゲール戦略を模倣する方法で、損失を取り戻すために意図的にポジションサイズを増やすことは禁止されています。
マーチンゲール(禁止):ドローダウン後に、同一銘柄かつ同一方向で、ロットサイズに倍率をかけながら追加のポジションを建てること(例:1.0ロット、次に1.5ロット、その次に2.0ロット)。つまり、マーチンゲール戦略を模倣する形で、損失を取り戻すために意図的にポジションサイズを増やす行為は禁止されています。
スケーリング/ドルコスト平均法(DCA)(許可):あらかじめ定めた市場水準で、同一または徐々に小さくなるロットサイズ(例:1.0ロット、1.0ロット、1.0ロット)を使用して段階的にポジションを構築することは、適切なリスク管理として認められます。
11. グリッド取引
一定の価格間隔(「グリッド」)で、買い注文と売り注文を同時または順次発注することは禁止されています。この方法は、人為的に過剰な取引を発生させ、トレンド相場では口座を急速に過度なレバレッジ状態に陥らせます。
12. ギャンブル型の取引、一貫性のない取引、アカウントローリング
ギャンブルに似た取引、運に過度に依存する取引、プラットフォームをカジノのように利用する取引は固く禁止されています。
「オールイン」取引:高いレバレッジをかけた1回の取引で、1日の損失上限の全額をリスクにさらすこと。
アカウントローリング:Evaluation口座を繰り返し購入し、すぐに最大リスクの取引を行い、運だけで合格しようとすること。
無謀な証拠金の使用:ボラティリティが高い状況で、利用可能な証拠金の大部分を使用すること。
13. 閾値の悪用
ルールの目的を回避するために、ルールの上限のすぐ外側に収まるよう意図的に取引を組み立てることは禁止されています。P1では、各取引が技術的に数値の範囲内に収まっているかどうかだけでなく、その意図とパターンによって取引活動を評価します。
例1:ティック・スキャルピングは、保有時間が15秒以下の取引と定義されています。トレーダーがすべての取引をちょうど16秒で決済するようEAを設定した場合、その戦略は技術的には定義の範囲外となりますが、実際にはティック・スキャルピングとまったく同じように機能します。
例2:トレーダーが1つの取引アイデアを相関性の高い複数の銘柄に分散し、各ポジションが銘柄ごとの最大含み損の上限を下回るようにすること(同一の取引アイデアを参照)。
注:通常のリスク管理によって上限を守ることは期待される行為であり、閾値の悪用には該当しません。例えば、1日の損失上限に達する前にその日の取引をやめることは問題ありません。このルールの対象は、ルールを回避することだけを目的として設計された取引パターンです。
14. 同一の取引アイデア(相関エクスポージャー)
相関性の高い銘柄でポジションを建て、それらがすべて同じ相場観を表している場合、1つの取引アイデアとして扱われます。P1は、これらのポジションをまとめて1つのリスク・エクスポージャーとして評価します。
1つの取引アイデアを相関性の高い銘柄に分散して全体のエクスポージャーを増やすこと、または各銘柄で銘柄ごとの最大含み損の上限を下回るようにすることは、閾値の悪用とみなされ、禁止されています。
例:金価格の上昇を予想したトレーダーが、XAUUSD(金対米ドル)、XAUEUR(金対ユーロ)、米国の金鉱株を同時に買うとします。各ポジションはそれぞれの銘柄ごとの上限を下回っていますが、3つとも金価格に連動して動きます。合わせると、過大な1つの金の取引と同じリスクを負うことになります。
注:相関性のある銘柄を取引すること自体は禁止されていません。このルールは、ポジションが1つの取引アイデアを構成し、エクスポージャーの拡大や上限の回避に利用される場合に適用されます。
ルール違反または禁止行為があった場合はどうなりますか?
違反への対応は、そのルールが自動化されているかどうか、および行為の重大度によって異なります。
1. 自動ルール 自動化されたルールの場合、システムがプログラムされた処理を直ちに適用します。ルールに応じて、ソフトブリーチ(例:違反したポジションを自動的に決済し、その後も取引を継続できる)またはハードブリーチ(Challengeの終了)のいずれかとなります。
2. 手動審査(リスクチーム) 自動化の対象ではない禁止行為については、各フェーズの途中および終了時に、P1のリスクチームが裁量に基づいて審査します。結果は行為の重大度によって決まります。
軽微または一度限りの問題:警告のみとなる場合や、影響を受けた特定の取引が無効となる場合があります。
重大な不正行為またはシステムの悪用:ハードブリーチとなります。その結果、Challengeは不合格となり、Fundedフェーズの場合は報酬が支払われず、恒久的にブラックリストへ登録される可能性があります。
「グレーゾーン」に対するP1の対応 P1では、フラグが立った取引活動を慎重に審査したうえで対応します。戦略がグレーゾーンに該当する場合、事前の連絡なく突然ペナルティを科すのではなく、リスクチームからご連絡します。
戦略が許可されているかどうか不明な場合 取引を実行する前に、利用規約をご確認いただくか、サポートチームへお問い合わせください。
